PRESSRELEASE プレスリリース
早割やポイント還元が通販型から店舗型に波及し、8月から10月の立ち上がりが好調
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 代表取締役 菊地 弘幸 03-3241-3470)は、消費者のライフスタイルの変化や、メニューの多様化によって拡大している重詰おせち市場を調査した。その結果を「重詰おせち市場の概況 2026新春」にまとめた。
この調査では、リアル店舗型(量販店、CVS、百貨店、その他リアル店舗型)、通販型(生協、テレビ/カタログ通販、オンラインモール、その他通販型)の重詰おせち市場についてトピックスやトレンドを分析し、2026年新春の結果をまとめた。また、一部企業は7月の予約開始を予定するなど、商戦が早期化しつつある2027年新春の動向を予想した。
◆調査結果の概要
■重詰おせちの国内市場

重詰めおせち市場は、手作りからのシフトや共働き世帯の増加に伴う消費者のライフスタイルの変化を背景に拡大してきた。2025年新春は前年に値上げの影響で苦戦したことから、小売企業ではオリジナルおせちの商品設計を見直して値下げする動きも見られ、平均単価は下がったものの販売セット数が増加し市場は拡大した。通販型チャネルが値引きやポイント還元によって需要を獲得し市場をけん引した。
2026年新春は、通販型で定着していた早期予約による値引き(早割)やポイント還元が店舗型にも波及し、立ち上がりの8月から10月は前年を大きく上回る企業が多かった。11月中旬以降は12月の駆け込みも含め需要は鈍かったものの、シーズン全体では前年比微増となった。
商品面では、最も規模の大きい和風が減少し、和洋中折衷や洋風が伸びるトレンドが継続している。一定の規模がある和風、洋風、和洋中折衷の中では洋風の伸びが最も大きく、肉おせちの人気が続き、オードブルおせちの採用も増えている。肉おせちやオードブルおせちは手頃な価格帯の商品展開も多く、新規需要の裾野拡大につながったことも洋風の伸びに影響しているとみられる。
2027年新春の市場は前年比微増が予想される。メニュー多様化の流れが継続し、おせちの概念にとらわれない、年末年始のごちそうメニューとしてのニーズが高まるとみられる。
◆調査対象
対象品目・予約重詰おせち
※予約分と同一商品の当日販売おせちも含む
※和、洋、中問わず対象とするが、スイーツショップのスイーツおせち、犬用おせちなどは対象外
※重箱以外の容器に入った商品も対象とするが紅白かまぼこと数の子セットなどキット商品や単品は対象外
対象チャネル
リアル店舗型
・量販店
・CVS
・百貨店
・その他リアル型店舗
通販型
・生協
・テレビ/カタログ通販
・オンラインモール
・その他通販型
