REPORTS調査レポート

    • 産業機器・制御機器
    • エネルギー

    データセンター向け液冷・液浸技術の開発動向に関する調査 2025

    データセンター向け液冷・液浸技術の開発動向に関する調査 2025
    発刊日2025/09/26 112504751

    近年、生成 AI、自動運転、工場の自動化などの普及や発展に伴い、求められるサーバーの演算性能やデータ容量が加速度的に高度化、大容量化しています。1枚あたりTDP1,200WのGPUが上市された2025年は「液冷元年」とも呼ばれ、今後、より高性能・高発熱化が進むGPUを冷却するためには、従来の空冷方式ではなく液冷・液浸方式が必須となり、2030年度に向けて液冷・液浸サーバー市場の形成や拡大が予測されます。そのため弊社では、2024年11月末に刊行した「2024年版データセンター・サーバールーム向け空調・冷却技術の現状と将来展望」から、さらに次世代冷却技術である液冷・液浸に焦点を充てた「データセンター向け液冷・液浸技術の開発動向に関する調査 2025」を発刊いたしました。本調査では、先ずサーバーベンダーの液冷・液浸対応サーバーのラインアップ状況を整理しつつ、各ベンダーや開発グループの液冷・液浸対応サーバーの開発状況や上市時期、性能、実装・実証事例を整理します。加えて、冷媒を含め液冷・液浸サーバーの周辺機器・部材のラインアップと各サーバーベンダーとの連携状況を把握し、北米など主要国・地域における構成部品の規格統一への取り組みや冷媒規制動向も整理することで、今後の国内における液冷・液浸対応サーバーの導入拡大や、同サーバー向け製品開発への一助となる情報提供を目的に実施します。

調査対象

Supermicro、GIGABYTE、 Dell Technologies、Lenovo、Hewlett Packard Enterprise、H3C Technologies、MiTAC、xFusion、3M、ダイキン工業、ENEOS、Solvay、Castrol、Dow、Chemours、Chevron、出光興産、Exxon Mobil、Shell、SK Enmove、Arteco、Asperitas、CoolIT Systems、Delta Electronics、GRC、Icetope、LiquidStack、Motivair、nVent、Schneider Electric、Submer、Vertiv、ニデック、リタール、河村電器産業、三菱重工業、篠原電機、東和電気、日本フォームサービス、CTCテクノロジー、IDCフロンティア、KDDI、NECネッツエスアイ、NECファシリティーズ、NTTファシリティーズ、インターネットイニシアティブ、大林組、ゲットワークス、富士通、セコムトラストシステムズ、大成建設、高砂熱学工業、竹中工務店、他


						
								すべて表示
							
						

目次

I.総括編
 1.2030年に向けた液冷・液浸技術の開発動向と今後の方向性          2
 2.プロセッサー(GPU・CPU)の発熱量×上市時期ロードマップ         6
 3.液冷・液浸サーバーの上市時期ロードマップ                 8
 4.主要関連企業・研究グループの液冷・液浸技術の開発動向のまとめと方向性         9
 5.汎用サーバーを用いた液浸の可能性と課題・今後の方向性          14
 6.主要国・地域(日本を含む)における液冷・液浸技術関連の制度・規定・枠組みの策定状況  20
  1)主要国のデータセンター及び液冷・液浸技術に関する制度・規定・枠組み策定機関         20
  2)主要国・地域における液冷・液浸技術に関連する制度・規定・枠組みの日本との差異  21
  3)主要国・地域における液冷・液浸冷媒の規制動向             22
 7.主要構成機器・部品のラインアップ及びメンテナンス・保証状況の整理  24
 8.主要構成部品の規格統一に向けた取り組み状況の整理            34
 9.今後の国内における制度・規定・枠組み、主要構成部品の規格統一に向けた動向の展望  40

II.サーバー・冷媒編
 1.主要サーバーベンダーの液冷・液浸サーバーラインアップ整理  42
  1) Supermicro   43
  2) GIGABYTE    45
  3) Dell Technologies          48
  4) Lenovo     50
  5)  Hewlett Packard Enterprise  52
  6)  H3C Technologies                56
  7)  MiTAC            58
  8) xFusion           60
 2.主要冷媒メーカーの液冷・液浸冷媒ラインアップ整理  62
  1) 3M          63
  2) ダイキン工業          66
  3) ENEOS    68
  4) Solvay   70
  5) Castrol  73
  6) Dow     75
  7) Chemours   77
  8) Chevron         79
  9) 出光興産           81
  10) Exxon Mobil         83
  11) Shell                  86
  12) SK Enmove         88
  13) Arteco            90

III.液冷・液浸技術の実装・実証事例編    
 1.Liquid to Air (L2A)システムとCDUを活用した液冷に関する実証  93
 2.AIトレーニングプラットフォームにおける液体冷却の実践と洞察         102
 3.Durham Universityのスーパーコンピューター COSMA-8冷却            107
 4.直接液冷サーバーを備えたデータセンター                           115
 5.特定プロセッサー搭載システム向け液冷ソリューションの評価          122
 6.低コスト液体冷却ソリューションの実証               131
 7.単相浸漬/液冷技術を用いたデータセンター冷却システム                   137
 8.液冷の冷媒とコールドプレートの劣化との関連性に関する検証          145
 9.ハイドロカーボン由来冷媒の安全性及び実用性検証      155
 10.AI/HPC向け最先端液体冷却対応データセンター             164
 11.脱炭素に貢献するサステナブルな液浸データセンターの実現事例   172
すべて表示

レポートサマリー

提供利用形態

本体価格 税込価格 ネットワーク共有
書籍版 900,000円 990,000円 -
書籍版 PDF版 990,000円 1,089,000円
  • レポート本文をPDFファイルで提供します。ネットワーク共有はできません。